遺言とは?

遺言(ゆいごん・いごん)は人の最期の意思をを表すものです。あの世へ旅立つにあたっての書き置きのようなものでしょうか。法律に基づいた形式・内容のものを作成すると、死語に法律的な効果が発生します。

遺言はなぜ必要か?

遺言がなかったとすると、誰がどの遺産を相続するかということは推定相続人同士の協議に委ねられます。話し合いがまとまればよいのですが、まとまらない場合は裁判に持ち込まれたりして、何年も決着がつかないケースもあります。相続人が配偶者と子供だけだったとしても、遺産相続の内容について事前に決めておくことができますので、故人の意思を反映させるための有効な手段です。自分の子供は揉めないだろうと思っていても、財産の多い家族では骨肉の争いに発展することも少なくありません。また、子供がいない場合は兄弟が相続人となりますが、遺言を残しておけば配偶者が全部相続できたのに、遺言がなかったため兄弟と話し合う必要が出てきたりもしますし、兄弟が亡くなっていればその子に権利(代襲相続といいます)が発生するため、ほとんど会ったことがない者同士の交渉となり、すぐには話がまとまりにくかったり、そもそも探すのが大変なケースもあります。

財産が多い人や、子供がいない人は必ず遺言書を残すようにしましょう。

遺言で定めることができる事項

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